自律神経とメンタル

「火事場の馬鹿力」と昔からいわれるように
とっさのときには、必要以上の力を発揮できることがあります。
これを常にコントロール出来たら、集中力や実力発揮にも
役立ちそうですよね?
実はこれは、自律神経が関係しているのです。
似たような症状があらわれてしまうものといえば、
病は気から・たるんでいると風邪を引く・といった感じです。
私達の身体は体温を維持したり心臓や内臓を働かせたりと、
休みなく動いています。
ものを食べれば消化し、運動したり緊張すれば心拍数が上がります。
暑ければ汗をかき、寒ければ鳥肌が立ったり、熱をつくるのも
自律神経の働きなのです。
これらは私達が意識しておこなっているのではありません。 
自律神経の働きによるものです。
外からの刺激は脳の視床下部から自律神経に伝わり、
自律神経は各器官に状況に応じた働きをするよう作用します。
自律神経は、交感神経と副交感神経にわけられ、
これらのバランスを取ることで、集中、安定した力を保つことができます。
そのためには、先に述べたように「不規則な生活」をしていると
夜と昼が逆転してしまったり、食事が定まらなかったりで
うまく交感神経と副交感神経が作用しないことになります。
すると、当然集中できなくなったり、
病気ではないのに体のバランスを崩したり、イライラしたりします。
私達が心地よく、強いメンタル、実力発揮ができるようにするには、
自律神経の働きを良くし、交感神経と副交感神経のバランスを
良い状態に保つことが大切です