リラックスと集中力の関係

それでは、一般的にも知られていることですが、
勝負事にはどうして集中力が必要といわれるのでしょうか?
勝とうとするには、勝とうという気持ちに意識をもっていかないと、
身体は戦いへの臨戦態勢を取れません。
勝負事ではリラックスだけでは勝てません。
勝つためには適度な緊張感が必要となるのです。
勝負事だけではありません。テスト勉強でもそうです。
(また極端を言うと「賭けごと」でもそうですね。)
だれた気持ちで机にむかっても眠くなるだけです。
これはリラックスとは違います。
人間の活動に必要なリラックスというのは、
適度な緊張と表と裏の関係にあるのです。
リラックスしているだけでは、身体も脳も活性化しませんから。
そこで集中力が必要なのです。
集中力というのは、そこに意識を強く向けることに他ありません。
強く意識を向け続けるには、リラックスと緊張を適度なバランスで
心身に与え続けていかなくてはならないのです。
それが「物事に集中する」ということの大切さの原理になっているからです。